リングピローとは
リングピローとは、指輪を置いておくためのクッションです。
リングピローを直訳すると「指輪の枕」という意味になるのですが、その言葉の通り小さなクッションをイメージしてもらって間違いありません。
リングケースのような指輪を差し込む切れ込みがありません。
綿を入れた小さなクッションのような形です。
ただし近年は指輪を落とすのを防ぐためか、切れ込みがあるタイプも増えました。
指輪は、基本的にはアクセサリーボックスやリングケースに保存しておくものです。
しかし結婚式の指輪交換の前には、結婚指輪はリングケースではなくリングピローに置いておくことになっています。
どうしてわざわざリングケースからリングピローに結婚指輪の置き場所を変えないといけないのだろう、と思われるかもしれません。
金属や宝石にとって、人の皮脂は汚れの原因です。
中世ヨーロッパでは、王族や貴族に指輪を渡すとき、直接手に乗せて渡すのは失礼に当たるので宝石台に乗せて渡す文化がありました。
アクセサリーとは違いますが、ディズニー映画の「シンデレラ」では、従者がガラスの靴をクッションにのせていましたよね。
あの文化が庶民に広まり日本に伝わったことで、リングピローという文化が誕生したようです。
リングピローを手作りしてみよう
リングピローは買うこともできますが、手作りすることもできます。
小さなクッションのような形なので、縫って作ることもそこまで難しくありません。
可愛らしいレースやリボンなどは、100円均一のお店で手に入ります。
他の人と差別化を図りたいのなら、クッションを入れるケースを個性的にしてみてはいかがでしょうか。
クッションのような形のリングピローは、木製のケースに入れても、インテリア用の鳥かごのなかに入れても洒落てみえます。
指輪の落下防止にもなるので、おすすめです。
リングピローを入れるケースも100円均一で探せばあります。
リングピローは、できれば新婦と新郎のどちらかが作ったほうがよいでしょう。
なぜなら結婚指輪のデザインを選ぶのがその2人だからです。
やはり結婚式にこだわりがある人なら、結婚指輪のデザインに合ったリングピローを利用したいと思うでしょう。
もしくは贈り物として新婦や新郎の両親の誰かが作るのもよいかもしれません。